深夜に『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)の放送を控えた30日、同番組司会のジャーナリスト・田原総一朗氏が自身の公式ブログを更新。森田剛主演の公開中映画『劇場版 アナウンサーたちの戦争』の感想を、自身の経験とともにつづった。

■実在した戦時中のアナウンサー

同映画は昨年にNHKで放送されたSPドラマの劇場版で、森田は実在した戦時中の元NHKアナウンサー・和田信賢を演じる。

映画を鑑賞したという田原氏は、終戦当時の記憶を「『いつか自分もお国のために死ぬ』と誓った正真正銘の軍国少年だった」などと回顧。自身もまた、戦時中の報道や教育で洗脳された1人だったと語る。

一方、和田が担当した終戦を伝える玉音放送については、「その放送の陰には、多くのアナウンサーたちの苦悩があったことなど、子供の僕には知る由もなかった」と振り返っている。