どの作品も顕微鏡画像とは思えないほど芸術的な作品となっています。
第3位:Roses are Red
この作品は、Heidi Strauss氏の「Roses are Red」です。
これは、患者から提供された膵臓の腫瘍組織から直接培養された細胞群の画像です。
これらの細胞を成長させることで、元の臓器の特徴を保持したミニチュアの臓器(オルガノイド)を作成できます。
そして研究者たちは、これを用いることで、新しい治療法のテストを行えます。
画像は繊細な細胞の構造を示していますが、バラに似ていることから、「Roses are Red(バラは赤い)」というタイトルがつけられました。
※画像は、トリミング・背景除去・コントラスト調整が行われました。
第2位:Close to my Heart
この作品は、またしてもBobby Boumelhem氏のものであり、「Close to my Heart」というタイトルです。
これは乳がんの腫瘍細胞の画像です。
毎日約60人の女性が乳がんと診断されています。
早期検査・治療が行われているにも関わらず、乳がんの仕組みについては未だ不明な点が多くあります。
研究では、乳がんの腫瘍から採取した細胞を増殖させ、様々な条件下で細胞がどのように変化するか調査しています。
その際、細胞構造や細胞核が染色され、変化が測定されました。
この画像を分析することで、悪性腫瘍に関する新たな洞察が得られるかもしれません。
※画像は編集・加工されていません。