研究では、マウスの多能性幹細胞から脳の細胞「ニューロン」を作成しようとしました。
その際、研究者は神経細胞がどのように発達するかに注目しました。
※作品は、得られた顕微鏡画像をコピーし、片方を反転させて並べたものです。
The Glowing Fishes
この作品は、Christelle Tshamala氏の「The Glowing Fishes」です。
これはゼブラフィッシュを用いた脂肪肝の実験画像です。
脂肪肝とは、中性脂肪が肝臓に蓄積する病気です。
実験では、ゼブラフィッシュ(脊椎動物のモデル生物としてよく用いられる)の脂肪肝にナノ粒子を付着させ、脂肪レベルを追跡できるようにしています。
画像の輝きのレベルは、脂肪肝が慢性化する前に治療できるかどうかを研究者たちに示すものです。
※画像は編集・加工されていません。
Tiny but Mighty
この作品は、Bobby Boumelhem氏の「Tiny but Mighty」です。
これは健康なマウスの副腎の画像です。
副腎は、肝臓の上に位置する小さな臓器であり、全身にホルモンを放出する役割を担っています。
研究では、副腎の各部位で脂肪のレベルが異なるかどうかを調べようとしました。
脂肪をマゼンダと青で染色することで、脂肪が副腎の機能にどのような影響を及ぼすのか理解できるようにしています。
※編集・加工はされていません。
ここまでで、魅力的な3つの顕微鏡画像を紹介してきました。
次項では、気になる優勝作品をご紹介します。
2024年で最も魅力的な顕微鏡画像を発表
ここでは、「When Art Meets Science 2024」にて、見事受賞を果たした3作品をご紹介します。