人間のおよそ3000倍から1万倍ほど嗅覚が優れているというワンちゃんには、食べ物に関する隠し事は出来ないようです。
飼い主さんが、お出掛け時に車から降りてこっそりサーターアンダギーを食べていたところ、ふと視線を感じ車のほうに目を向けると、そこには窓から顔をのぞかせる2匹のワンちゃんの姿が。「自分ばっかりいいなぁ……」という心の声が聞こえてきそう。
2匹のワンちゃんは、飼い主さんの愛犬「ハリー」くんと、お友達の「ベニー」くん。飼い主さん同士も仲良しで、当時は休日にワンちゃんたちも連れて遊びに出掛けていたそうです。
川でひとしきり遊んだ後、再び車に乗り込んだ飼い主さんとワンちゃんたち。自販機に立ち寄りつつ、持参したサーターアンダギーを頬張っていたところ、車のほうからジッと送られる熱視線。疲れて眠っていると思っていたワンちゃんたちが、恨めしそうに見つめていたのだそう。
この姿に「驚いて10cmくらいは飛び上がった」という飼い主さん。実は愛犬のハリーくんはとても食いしん坊で、普段から食事中にキラキラした目で見つめてくるのだとか。まさか外出先で、しかも2匹同時に見てくるとは思いもしなかったことでしょう。
これだけ見られていると、「大笑いしつつ、悪い事をしている気分になりました」と飼い主さん。食べていたサーターアンダギーを少し分け、別途手作りのおやつも振る舞ったとのことでした。
それにしても、揃って視線を送る2匹の息ぴったりなこと!ハリーくんとベニーくんも、内心では「作戦成功!」……なんて喜んでいたかもしれませんね。
<記事化協力>
ハリーさん(@yumippe4981)
(山口弘剛)
提供元・おたくま経済新聞
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