名前に見合ったスポーティな乗り味

電子デバイスの効果大。『クラウン スポーツ』はスポーツできるSUVだった
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

走り出してみると、21インチという大径タイヤを装着し、独自にセッティングされたサスペンションを採用したクラウン スポーツの乗り心地は、街乗りではやや硬めに感じます。

段差を乗り越えたときなどの収束は早いのですが、衝撃は大きめ。スポーツという名前にピッタリと言えばその通りですが、600万円という車両価格を考えるとやや物足りなさを感じました。

しかし速度域の高い高速道路に入ると、それまでの印象はガラリと変わり、直進安定性は輸入車に匹敵するレベル、レーンチェンジではリアの遅れもまったくなく、俊敏な動きを見せてくれます。

圧巻だったのは、ワインディングでの走りです。

全幅1,880mmもある大柄なクラウン スポーツですが、タイトなコーナーの続くシーンでも軽快な身のこなしで走り抜けることができます。

ドライバーのステアリング操作に対して、非常にリニアで思い通りのライントレースが可能です。

これは電気式4WDのE-FourとDRS、VDIM、ACA制御といった電子デバイスの効果によるところが大きく、cm単位のコントロールも簡単にできてしまうのには驚きました。

街乗りでは硬めに感じた乗り心地もワインディングではクルマのロールも抑えられ、路面からの情報もしっかりと伝わってくるのでクルマと対話しながらドライブすることができます。

この軽快な身のこなしは、普通のSUVとは一線を画していると言って良いでしょう。

電子デバイスの効果大。『クラウン スポーツ』はスポーツできるSUVだった
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

クラウン スポーツの思い通りにライントレースできる高いハンドリング性能は、スポーツカーそのものと言っても良いかもしれません。

興味のある方は、ディーラーなどの試乗で確かめてみることをおすすめします。

提供元・車選びドットコムマガジン

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