ハイブリッドのバッテリーに違いアリ
パワートレーンは、クラウン スポーツが、2.5L直列4気筒エンジン+モーターのハイブリッドシステムと、2.5L プラグインハイブリッドシステムの2つ。
ハリアーは、2.5Lハイブリッドシステムと、2.5L プラグインハイブリッドシステムに、2.0Lガソリンエンジンが加わりますが、ここでは同じユニットを使うハイブリッドを中心に比較します。
トランスミッションはいずれもCVT。駆動方式は、クラウン スポーツが4WDのE-Fourのみ、ハリアーはE-Fourと2WDが選べます。
2.5Lハイブリッドシステムは、その基本システムこそ同じですが、バッテリーがバイポーラ型ニッケル水素電池とリチウムイオン電池という違いがあります。
クラウン スポーツに採用されるのがバイポーラ型ニッケル水素電池で、従来のニッケル水素電池よりも出力の向上とコンパクト化が見込めるとあって、レクサスを中心に搭載が進んでいる新しい技術です。
結果、システム最高出力はクラウン スポーツが172kW(234PS)を発生しているのに対し、ハリアーは2WDが160kW(218PS)、E-Fourは163kW(222PS)となっています。
PHEVのバッテリーはいずれもリチウムイオン電池です。
気になる燃費性能(WLTCモード)は、クラウン スポーツのハイブリッドが21.3km/L、PHEVは20.3km/L。ハリアーは、ハイブリッドが21.6~22.3km/L、PHEVが20.5km/L、2.0Lガソリン車は14.7~15.4km/L。
ハイブリッド車やPHEVの燃費性能で、ハリアーのほうが若干上回っているのは、車両重量や装着しているタイヤサイズが影響してそうです。
運転支援システムは、いずれもToyota Safety sense(トヨタセーフティセンス)を標準装備しますが、クラウン スポーツには、先行車やカーブに対して減速支援とステアリングの支援を行う、プロアクティブドライビングアシスト[PDA]が追加された最新のシステムになります。
またトヨタチームメイトは、クラウン スポーツのみの装備です。