■糞から紙幣を修復

夫妻はセシルの健康を案じて動物病院に駆け込んだが、「至って健康」と診断された。ただし2,000ドル(約28万円)は胃袋の中へと消えており、苦境に立たされた。

銀行に問い合わせると、「テープを貼って修復可能となった紙幣に関しては有効である」という話を聞き、まずがセシルが庭にした糞を回収し、紙幣の破片をかき集めたという。

キャリーさんは「100ドル札の大半はその日の晩に回収できました。けれど残りは2日後にセシルの糞をふるいにかけ、流し台で細切れになった紙を3、4回洗い続けました」と苦労を振り返った。