危険を犯してでも、他人の命を救う。どれだけの人が、これを実践できるのだろうか。勇敢な少女の話題を、アメリカの『People』や『WTVF』が報じている。

■車椅子の女性が線路で立ち往生

アメリカ・テネシー州ジャイルズ郡に暮らすリリー・ベイカーさん(18)は、2月初めのある日に車を運転していたところ、踏切の内側で動けずにいる女性を見つけた。

車から降りて駆け寄ってみると、女性は車椅子のタイヤが線路にはまり、身動きが取れずにいたのだった。

リリーさんが線路を確認すると、クラクションを鳴らしてベッドライトを点滅させた電車が迫ってきていた。スピードを落とす様子はなかったという。