■悪天候でチャンスを逃す

4月1日、8人はクルーズ船の寄港地であるガンビアのバンジュール港から合流を試みた。ところが悪天候と潮汐制限のために船が安全に着岸できず、合流には至らなかった。

翌日の2日、8人はフェリーと陸路で隣国のセネガルに移動し、最終的に7ヶ国も渡り歩いたうえで、ダカールでやっと船に戻ることができたという。

クルーズ船の広報担当は、「取り残された乗船客の落胆は理解できますが、乗組員や乗船客の安全を最優先にした決断でした」と説明。また、「弊社の制御が及ばなかった出来事ではあるものの、8人の乗船客にバンジュールからダカールへの移動にかかった旅費を払います」と発表した。