そんなAevice Healthは8月12日、Coronet Venturesが主導するシードプラスラウンドで700万ドルの出資を獲得したばかり。このラウンドにはEast Ventures、エー・アンド・デイ、NTUitive、Farquhar Venture Capital、既存投資家のSilicon Solution Venture、SEEDS Capitalなどが参加した。

注目すべきは日本の電子機器メーカーのエー・アンド・デイだ。Aevice Healthが日本企業から資金を獲得するのは今回で2度目となる。2021年のプレシリーズAラウンドでは280万ドルを調達した際、同ラウンドに参加した東邦ホールディングスとの戦略提携を締結している。

このとき調達した資金は技術開発だけでなく、AeviceMDのソリューションを日本に拡大するために投入されると発表された。日本全国で医薬品や医療器具の卸売りを行う東邦ホールディングスと協力して、日本での開発と商品化を目指す。

(文・澤田 真一)