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結局、車線変更しても到着時間に大きな差はない

結局、車線変更しても到着時間に大きな差はない

運転上手なら「渋滞は追い越し車線から始まる」は知ってて当然?ムダに車線変更しても絶対早く着けないメカニズム
(画像=@moonrise/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)

ここまで紹介してきたのは、交通集中とブレーキによる渋滞での結果です。この場合は、追い越し車線よりも走行車線を走る方が、若干ではありますが、先着できる可能性が高いでしょう。10~20km程度の渋滞で、約2分程度到着時間に差が出ます。

ただし、渋滞原因が交通集中とブレーキ以外となると、少し状況が変わってきます。

例えば、SAやICの混雑が渋滞の原因となっている場合。この場合では、SA入り口やIC出口で混雑が発生しているため、走行車線の方が先に混み合い、走行車線の方が時間的には不利になります。

また、車線減少に伴う渋滞の場合には、減少する車線を走っていく方が、若干早く渋滞を抜けることができると言われています。

しかし、こちらでも有利な車線を走行しても変化するのは数分だけです。渋滞の発生原因や対策への周知が進んでいる現在では、車線ごとの到着時間の差は、ほとんどなくなったに等しくなっているのです。

以上をまとめると、多くの渋滞では、走行車線の方が若干有利といえるでしょう。一部例外がありますが、どの渋滞でも渋滞を抜けるまでの時間は数分程度しか変わりません。

こうした状況を踏まえると、渋滞時に追い越し車線を走行するのは得策とは言えません。渋滞発生の原因を作らないためにも、基本はキープレフトで走行し、追い越し車線を走行するのは必要な時だけと、多くのドライバーが肝に銘じておけば、嫌な渋滞が発生しにくくなります。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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