長期保管の際にはリア用だけでなくフロント用を併用するのがベストであり、前後輪ともしっかり浮かせて保管しましょう。

メンテナンススタンドの使い方、使用の際の注意点

メンテナンススタンドは使用に多少慣れが必要な器具で、慣れないうちはバイクが倒れないようにしながら練習するとよいでしょう。

メンテナンススタンドはテコの原理でバイクを浮かせる構造になっており、力の弱い女性の方でもコツを掴めば簡単に使用できます。

メンテナンススタンド使用の際には次のような点を注意しましょう。

  • 平らな路面やガレージ内で使用する。
  • フロントブレーキをかけた状態にする。専用のフロントブレーキロックなどを利用する。
  • ハンドルを左いっぱいに切っておくことで転倒を防ぎやすくなる。

安定した場所にバイクとメンテナンススタンドを持ってきたら、リア側のメンテナンススタンドをスイングアームに合うように予め調整し、その後次のような手順で使用します。

  • バイクの左手に立って、左手でリア部分を支えて垂直にする
  • メンテナンススタンドを右手で持ちながら受けをスイングアームの左右に合うように調整する
  • メンテナンススタンドの握り部分を右手で下に体重をかけることで、テコの原理でメンテナンススタンドが固定位置に移動してタイヤが浮いた状態をキープできる

※製品によっては②であらかじめ位置調整してから①、③の手順を踏む場合があります。

フロント用のメンテナンススタンドは、リア側を持ち上げた状態で使用するので安定した姿勢で作業できます。

ステアリングステムシャフト下部の穴にメンテナンススタンドの差し込み部を差し込んで、その後はリアと同じようにテコの原理で持ち上げれば完了です。

メンテナンススタンドを外すときには取り付けの時と逆の手順を踏めばよいのですが、リア側を取り外すときにバランスを崩して転倒することがありますので注意しましょう。

まとめ