クロシビカマスは食用魚として利用されてきました。神奈川県では「すみやき」、和歌山県では「よろり」などと呼ばれる魚、といえばお馴染みでしょう。

「炭焼き」「縄切り」とも呼ばれる真っ黒な深海魚『クロシビカマス』はとても美味クロシビカマスは美味しい(撮影:椎名まさと)

写真はクロシビカマスを使った料理で、左はお刺身、右は塩焼。クロタチカマス科の魚は骨の入り方が独特なので、上手に身をそぐにはそれなりの技術が必要になります。

しかしながらその技術を磨く価値はある程の美味しさです。皆様もぜひ挑戦してみてください。

参考文献

上野輝彌・松浦啓一・藤井英一編.1983. スリナム・ギアナ沖の魚類.海洋水産資源開発センター,東京.519pp.

日本魚類学会編.1981.日本産魚名大辞典.三省堂.東京.834pp.

(サカナトライター:椎名まさと)