■「友達の家で飲んだジュース」

「キャンセル待ち8000人」の体験イベントを企画したサントリー社員 背景に深いこだわりと情熱
(画像=『Sirabee』より引用)

建物内は「2004年」で時代感が統一されている。

子供部屋にあるMDコンポからは、当時人気を博していたORANGE RANGEの『上海ハニー』が流れ、ハンガーにはCOCOLULUのデニムがかけられている。ポスターにはサッカー・イングランド代表のベッカム選手。この時代に10代を体験した者ならわかるが、すべてがエモく懐かしい。

仕掛け人であるサントリー食品インターナショナルのブランドマーケティング本部・伊藤正明氏は、「小学生の頃、友達の家で飲んだジュースってすごく美味しかったですよね? そんな誰もが覚えている記憶を、飲料を通し追体験する企画を作りたい、と始動したのが本プロジェクト。家へ入った人が皆、懐かしいあの日にタイムスリップした経験ができる」と語る。