Caféレーサーというテーマを持ちながら、既存のカフェテイストマシンとは一線を画す、モダンかつ前衛的なスタイルを卓越したメタルワークで表現。デュアルヘッドライトとハンドメイドのライトカウルが印象的なフロントビューは、ハンドルバーを極限まで低くマウント。燃料タンクからシートカウルまではワンピース構造のような面曲線を構成。前後ホイールはノーマルながら、ペイントをはく離したのちにグレー色のセラコートを施工。エキゾーストやアースカラーのボディと相まって、落ち着いた大人のカスタムに仕上げている。

「エンジンの造形を活かしスピードの世界を表現」
MOONEYES / マシン名・”MOON Arrow”

 MOONEYES伝統のレーシングマシンを彷彿させるスピード感あふれるカスタム。前後のホイールはBMW Kシリーズ用をコンバートし、MOONEYESのアイコンにもなっているムーンディスクを装着。リアのパラレバー式スイングアームに合わせて、フロントのブレーキシステムを右側のみとすることで足回りを印象的に演出している。前後サスペンションはランドスピードレーサーのように極限までローダウンし、燃料タンクやシートカウルもコンパクト化している。R 12のボクサーエンジンの造形とマッチするフェアリングは「MOON Arrow」という車名に相応しいスピード感を印象付ける。

「パーツ開発を念頭においた誰にでも手の届くカスタム」
TRIJYA CUSTOM MOTORCYCLES / マシン名・”Legal Weapon R 12″

 制作にあたって車体を丹念に3Dスキャンしながら、将来的な市販化を見越してパーツを制作。燃料タンクはノーマルタンクをベースに両サイドを加工。オイルクーラー横にはカーボン製のウイングレットを装備。サイドカバーやシートカウルも洗練されたデザインで制作し、前後ホイールもワンオフ制作。マフラーは同社が日本総代理店を務めるJekill & Hyde製。さらにYSS製の特注リヤサスペンションやAELLA製のハンドルなど、国内トップコンストラクターともコラボ。特筆すべきはすべてのパーツをボルトオン制作していることで、将来的に同仕様のマシン制作を可能としている。

「砂上を疾走するドラッグレーサーをイメージ」
Chirihama Sand Flats / マシン名・”R 12 Sand Speeder Mark I.”