こういった出来事や背景も、『スーパーサイズ・ミー』よりも世間に広まらなかった理由の一因だと考えられます。
さて、続編が公開されて5年以上が経過しましたが、ファストフード業界をはじめとして、外食産業では依然として健康に対する懸念が残っていると言われています。
確かに、昔に比べると、サラダやグリルチキンなどの健康志向のメニューを導入している店が増えた一方で、高カロリーのメニューの人気が根強いことは事実です。
また、店内のメニュー表やインターネットサイトを通じて栄養情報にアクセスしやすくなった反面、健康意識が高い層とそうでない層のギャップは広がっているように感じます。
こうした状況を踏まえると、私たち消費者は、健康情報を自らが正しく解釈し、ライフスタイルに合った賢い選択をする力を養うことが求められていると言えます。
何となく健康っぽく見える言葉で思考停止に陥るのではなく、健康的な選択をするための知識、リテラシーを高めることが、今後ますます重要になってくるに違いありません。
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参考文献
‘Super Size Me 2’ reveals some unsavory truths about the chicken industry
https://www.today.com/food/super-size-me-2-reveals-some-unsavory-truths-about-chicken-t162147
元論文
You taste what you see: Do organic labels bias taste perceptions?
https://doi.org/10.1016/j.foodqual.2013.01.010
The influence of the Nutri-Score on the perceived healthiness of foods labelled with a nutrition claim of sugar
https://doi.org/10.1371/journal.pone.0272220