なんとか本命顔見せ

その後もあちこちに小アユの波紋は見えるものの、固まってボールになる様子はない。やがて日が西の山影にかかり始めたころ、少し離れてキャストしていた大宮さんのロッドが曲がった。ネットに収まったのは、うっすら婚姻色が出かけているオスのハス。サイズは25cmといったところか。

暑い夏に涼しい淡水小物釣りのススメ 【小鮎釣り&ハスフィッシング】への字口が特徴的なハス(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

これを見て全員のやる気スイッチが入る。やがて日が完全に山に沈み、いよいよフィーディングタイム突入か……と期待が膨らむ。だが、一向に小アユがボールになる様子は見られない。

暑い夏に涼しい淡水小物釣りのススメ 【小鮎釣り&ハスフィッシング】値千金の2匹目をゲット(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

大宮さんが同サイズのハスを追加したが、結局この日は大規模なハスの回遊がなかったようで、完全に暗くなったところタイムアップとなった。

小アユは8月いっぱい・ハスはお盆まで

今後の展望だが、小アユは8月いっぱいまで楽しめ、9月からは禁漁期間に入る。すでに遡上はピークに達しており、安定して狙えるようになるだろう。

ハスも今がハイシーズン。今回は今ひとつだったが、湖北エリアの湖岸全般で狙え、浜であればどこでも釣果が望める。その際、小アユの存在は必ず確認しておきたい。

少し遠いようなイメージを持っている人もいるかもしれないが、実は名古屋からの所要時間は1時間ほど。日帰りはもちろん泊まりでの釣行もお勧めだ。

湖北には道の駅のグルメや小谷城跡など史跡もある。釣り以外でも十分楽しめるので、この夏休みに家族で出かけてみてはいかがだろう。

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<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>

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