立ち込んで釣れば涼しさ満点
この日は雨後の晴れで、日中はかなりの暑さになった。そんな日でも立ち込んで釣れば、涼しさ満点。私もサンダルに履き変えて川に入ってみたが、これがもう涼しいのなんの。
ひんやりとして、これなら一日中でもサオを振っていいられそうだ。やっぱり夏はこうでなくちゃ……と実感したひとコマだった。
揚げたて小アユは極上の味
ひとしきり小アユを釣った後、長谷川さんがコンロと鍋と用意。鍋に油を注いでコンロに火をつけた後、釣れた小アユの腹を出して水洗いした後に小麦粉をまぶす。そして油が十分に加熱されてから小アユをイン。
じゅわ~っと聞くだけでヨダレが出そうな音が響いた後、キツネ色になった小アユたちが次々に皿に盛られていく。早速いただくと、揚げたてアツアツの小アユはもう最高の味。車なのでビールが飲めないことが、これほどつらいとは……。
子供たちも食欲旺盛で揚げた小アユはあっという間になくなり、長谷川さんは追加注文に大忙しだ。
塩津大川
西野放水路でハスフィッシング
それぞれ腹が満たされたところで、小アユの部は大成功のうちに幕を閉じた。皆で協力して片付けを済ませた後は、それぞれが車に戻って夕方に備えてハスフィッシングの準備に取りかかる。
ハスは在来種の希少フィッシュイーター
ハスはケタバスともいわれ、ブラックバスとは違って日本固有の在来種でどう猛なフィッシュイーターだ。への字のような口が特徴で、小魚やエビなどを好んで食べる。見た目はオイカワ(シラハエ)そっくりだが、大きなものは30cmを超える。
タックル解説
ハス専用のタックルというものはないため、他の流用となるが、使うルアーが小さめなこともあり、なるべくライト仕様のものがお勧め。ネイティブトラウト用、アジング用などが流用できる。
合わせるリールだが、ハイギアタイプの小型スピニングリール。ルアーをハイピッチで動かす場面が多いので、ハイギアタイプが使いやすい。ラインはPEライン0.2~0.4号で、これにフロロカーボンラインのリーダーの4~5lbを接続する。ラインシステムが面倒であれば、フロロカーボンラインの4lb程度でもいい。
使うルアーは4~6cmのシンキング、フローティングミノーの他、トップウオーターにも反応がいいので、ペンシルベイトやポッパーなどもあると面白い。水面を割ってバイトする様子は迫力満点だ。また渓流や管理釣り場で使うスプーンなども有効な場面があるので、2~7g程度のものを用意しておくといいだろう。ルアーとの接続は、交換がしやすいように小型のスナップを用いると便利だ。