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外国人に大人気!鎌倉の海を見下ろす高台にある長谷寺
和食・懐石料理 鉢の木 新館でいただくランチ
外国人に大人気!鎌倉の海を見下ろす高台にある長谷寺
長谷寺へは、江ノ電の愛称で親しまれている江ノ島電鉄のローカル電車に乗り、長谷駅を目指します。
長谷駅を降りると踏切を渡らずに右手へ進み長谷観音前交差点を左に曲がると正面に長谷寺の赤い提灯が見えてきます。長谷駅からの距離はおよそ400mです。ちなみに、長谷観音前交差点をそのまま直進すると鎌倉大仏で有名な高徳院があります。
長谷寺は標高100mほどの鎌倉山といわれる丘陵の東側の際に建っています。
私が訪れた時間は夕方近かったので境内の木々と丘陵の崖の陰になっていて比較的過ごしやすいコンディションでした。また、海から吹き上げてくる風がとても心地よかったです。
長谷寺は、四季を通じて花が絶えることのない「鎌倉の西方極楽浄土」と呼ばれ、眺望散策路に上がると遠く相模湾の眺望と共に40種類2,500株の紫陽花が梅雨の季節には咲き誇り、鎌倉でも有数の景勝地といわれています。
十一面観音菩薩が収められています。
こちらの梵鐘は昭和59(1984)年に新鋳されたものですが、宝物館には文永元(1264)年鋳造で国重要文化財に指定されている鐘が収められています。
梵鐘と鳥居のコントラストが見事で、大勢の外国人が写真を撮っていました。
鐘楼の近くにたくさんの牡蠣の貝殻が絵馬のように並んでいました。
それぞれの貝殻に思い思いの願い事が書かれていました。なぜ牡蠣なんだろうと帰宅後に調べましたところ、海に流されたご本尊に牡蠣が付着し岸へとお導きしたという話が伝えられていて、その牡蠣殻をお祀りしているそうです。なるほど、海がある鎌倉ならではの話ですね。
子安・繁栄のご利益をお授けする「福寿地蔵」が安置され、周囲には千体地蔵が並べられていました。
卍とは、仏教やヒンドゥー教において、幸運や吉兆を象徴する意味で用いられる表現だそうです。
こちらは比較的新しい平成25(2013)年に写経場として竣工された書院に枯山水庭園です。
写経は予約が必要ですが、庭園は自由に見学することができました。
ここは境内の広さからするとそれほど大きくはないのですが、とても大きな世界観が詰まっているように感じました。
SNSなどでよく見かけますね。意外とその大きさに驚きました。
ぜひ、実物をご覧いただきたいと思います。
参拝を終えて周囲に目を向けるとレトロな雰囲気の民宿がありました。しかも営業していました。
お寺があって、周囲の風景があって、町全体がひとつの風景となっていました。
私は東京に住んでいながら、鎌倉のお寺へは20年ぶりくらいの参拝でした。昔は1日にいくつもの寺社を巡ったりしましたが、今回は2社に絞り込んでじっくりと参拝できたので、いずれのお寺もとても印象に残りました。
今年(2023年)は新型コロナウイルス自粛からも解放され、鎌倉もたくさんの観光客で賑わっていました。外国人もたくさんやってきていました。すでに観光客の数は過剰感がありましたが、これからも賑わってゆくことでしょう。新たな観光マナーが求められているなと感じました。
長谷寺
- 住所:神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
- TEL:0467-22-6300
- 拝観時間:通常期 8:00~17:00(16:30受付終了)/延長期間 4月~6月 8:00~17:30(17:00受付終了)
- 拝観料:大人 400円/小学生 200円
- 公式SNS:Instagram
では続いて、大人と感じた食事についてレポートします。
和食・懐石料理 鉢の木 新館でいただくランチ
和食・懐石料理 鉢の木 新館 は浄智寺から北鎌倉駅方向へ少し戻った表通り沿いにあります。
2022年7月までは精進料理を提供する北鎌倉店が営業していましたが、現在は新館のみの営業となっています。懐石料理を中心にランチタイム、ディナータイムの営業を行っています。
いつもの私は美味しいものをリーズナブルにたくさん食べるのがポリシーなのですが、せっかく鎌倉にやってきて大人の世界を体験したかったのでこちらのお店を利用することにしました。
純和風な外観と外国人観光客を意識したメニューの写真。
大きな窓が特徴の客席。
客席はテーブル席でした。
こちらお店ですが、2階には畳敷の個室や洋個室があって、慶事などでも利用できるようです。
今回私がいただいた季節膳です。
お店の公式サイトに記載されていた献立は次の通り
- 丸重:鰆の幽庵焼、新生姜甘酢漬、白身魚南蛮漬、なす田楽味噌、姫さざえ旨煮、えび艶煮、小松菜お浸、牛八幡巻、枝豆、厚焼玉子、さつまいもレモン煮
- 煮物:冬瓜含煮、里芋、隠元、精進団子、しめじ
- 季節の一品:滝川豆腐 等
- 食事:白ごはん、海老真薯お吸物、香の物 1品、1品の味付けや食感など全てが違うのですが、うまく纏まっているのですよ。
上品な味わいです。周囲のテーブルのお客さんが交わす会話も上品でした。
滝川豆腐です。
豆腐を滝川に見立てた涼を呼ぶ夏の1品だそうで、オクラとじゅんさいの喉ごしが◎(good)でした。
和食は目で愛でるものといいますが、まさに目で楽しみ舌で味わうを実感しました。
丸重のアップ。
和食ならではの繊細さを感じました。
同行のU先輩がチョイスした菜食膳です。
精進料理をベースに、出汁のみに鰹出汁を使用し仕立てられたとのこと。
このメニューは、普段から要望の多い精進料理を7月15日~9月14日の夏季限定メニューとして提供しているとのことです。ちなみに、出汁以外にはお肉、魚介類、卵、乳製品を不使用だそうで、先輩としてはちょっと物足りなかったようです。
お店の公式サイトに記載されていた献立は次の通り
- 天ぷら:夏野菜の天ぷら
- 炊合せ:冬瓜含め煮、里芋、精進饅頭、しめじ、隠元
- 小鉢:自家製胡麻豆腐
- 一品:丸茄子味噌田楽
- 食事:白ご飯、湯葉巻のお吸い物、香の物
鉢の木は料理のクオリティはさることながら、接客、お店の雰囲気、来店客のいずれもが 大人なお店でした。いつもの自分の中での予算を超えていてもこういう経験はとても大切だと思いました。
和食・懐石料理 鉢の木 新館
- 住所:神奈川県鎌倉市山ノ内350
- TEL: 0467-23-3723
- 営業時間:11:30~13:30/17:00~21:30(19:00ラストオーダー)
- 定休日:木曜日(祝日の場合は振替あり)