島を紹介している間に灯台の麓にある小さな神社に到着しました。岬神社の鳥居は低く、背の低いわたしでギリギリくらいの高さでした。

その先にはさらに鳥居があってその先にはご神体である大きな岩があります。きっとかつて漁業で生計を立てていた人たちがここで海の安全を祈願していたのでしょう。

灯台はその上にあり、加部島の灯台とともに海上に灯りを届け続けています。ここは西に位置するため夕日がとても美しいそうです。遠いところの旅行では時間を合わせて見に行くことが難しいのですが、どれほど美しいものなのか一度ぜひ見てみたいですね。

波戸岬の南には豊臣秀吉が朝鮮出兵する際に築城した名護屋城跡があります。歴史ファンの方は秀吉が朝鮮に面した波戸岬に立ち何を思ったのか思いを馳せながら歩いて見るのも楽しいかもしれません。

編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年8月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。