■ 注意喚起を行った背景は、観光客の増加による多くの問題が表面化していること

 こうした注意喚起を行った背景としては、近年の観光客の増加に伴い、シカに噛まれたり叩かれるなどの人身事故、鹿せんべい以外の給餌によるシカの健康への影響、シカと車両との交通事故が増加するなど、多くの問題が表面化していることを受けてのことだそう。

 加えて、先述した「奈良のシカ」に暴力をふるう動画が拡散されたこと。このような行為は極めて不適切であり、文化財保護法の規定に抵触し罰則が科せられる可能性がある、と改めて注意喚起しました。

 「奈良のシカ」は野生動物ではありますが、国の天然記念物(文化財)であり、春日大社の神鹿として保護されてきた歴史があります。そして、奈良県は奈良市、春日大社と協力し、奈良の鹿愛護会や鹿サポーターズクラブと連携しながら、保護育成の取組も進めています。

 「奈良のシカ」に安心して奈良公園で暮らし続けてもらうため、訪問者・観光客も今一度ルールやモラル・マナーを見直す必要があると言えるでしょう。

<参考・引用>
奈良県公式(@narakencyou)

(山口弘剛)

提供元・おたくま経済新聞

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