黒坂岳央です。

取り扱いを間違えると炎上記事になる記事タイトルであるため、冒頭に注意事項を書く。

自分はパワハラを肯定する意図は全くない。パワハラは憎むべき犯罪行為である(傷害罪・暴行罪・名誉毀損罪に該当)。 自分は人生でパワハラに抵触する行為を人生で一度もしたことがないし、今後も一生することは絶対にない。

上記を踏まえ、自分が過去にパワハラを受けた経験からポジティブに解釈をした部分を言語化するとともに、現在・過去の時間軸でパワハラに苦しむ人へ何からの気付きや精神的救済につながればという意図で本稿は書かれた。

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話し合いができない人がいる

自分はバイト、派遣時代を含めると家族経営でワンマン社長、中小企業企業から、東証一部上場企業まで幅広い会社でいろんな仕事を経験してきた。

灰皿をフリスビーのように投げられたり、分厚い資料のバインダーを叩きつけられたり、終電がなくなるまで会議室に監禁されて上司はタクシーで帰った後、始発まで会議室の椅子を集めて眠ったこともあった。

そんなパワハラを受けた筆者が得た知見の1つ目は「世の中には話し合いが通じない人がいる」ということだ。普通に口で説明すればいいことを暴力でわからせようとする人がいる。高校卒業までそういう人は割と多かったのだが、「まさかネクタイを絞めてビジネススーツを着た人が働くオフィスではいないだろう」と考えていたがそんなことはない。広告、金融業界経験者も似たような体験をする人は比較的多いようだ。

自分がこの経験から学んだのは「会話が通じない人とは関わらないで済むビジネス力をつけよう」ということである。資格を取ってスキルアップして、コンプライアンス体制がしっかりした会社で働くことでそうした人たちはほぼいなくなった。ちなみにこれには言語化能力(偏差値)と暴力性は逆相関関係があるというデータがあり、言葉が通じない苛立ちが暴力に出てしまうという状況証拠が存在する。