■区役所が明かした「意外な裏側」
「いずみの里公園」にはなぜ、これほど多くの看板が設置されているのか。練馬区役所に話を聞いた。
練馬区土木部道路公園課長の小山和久さんは、「当初から多く設置しているわけではなく、利用状況により周知したい内容を必要な場所に設置しています。寄せられる意見については、1つずつ内容を確認し、近隣の方、利用者の方、それぞれの立場から対策を検討し対応しています」と話す。
看板に掲示されているように、夜間に騒いだり、子供の声がうるさいといった意見は寄せられているか尋ねると、「本公園は、周辺が住宅に接している特性があり、近接している場所からの苦情が多い公園です」(前出・小山さん)とのことだった。
ただ、管理する側も園内では伸び伸び過ごしてほしいという思いもあるようだ。
前出の小山さんから、「公園は、子供達の遊び場や高齢者の散策の場等、誰もが安心して自由に利用することができる区民の生活に欠かせない施設です。一方、その管理においては、近隣の方々との調和も必要不可欠です。近隣の方々から公園利用のマナーなどについてご意見、ご要望をいただきます。区はお互いのご意見をよくお聞きした上で、必要と判断した場合、やむをえず看板を設置し、周知や注意喚起を行い、相互理解の上で公園を管理しています」という回答を寄せられたのが印象的だった。
キャッチボールがしたいという意見があると同時に、危険だからやめさせるべきという意見も寄せられるのだろう。公園で遊ぶ人と近隣住民、両方の憩いの場になることを願いたい。
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)
提供元・Sirabee
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