バイクメーカーやオイルメーカーの推奨とされるのが3,000kmもしくは一年というタイミング。しかしT.T.Rモータースの林代表はさらにシビアな交換時期ととらえている。「自動車と比べて高い回転数で走ることが多いのがバイク。回転数が多いほど劣化するのがオイルですから」と、1500kmほどでの交換をオススメしている。バイクのエンジのオイルはギアの潤滑も担っている。だからエンジンオイルを変えると、シフトの感触が変わったりする。シフトタッチがガチャガチャしてきたら交換、という方法もある。

CB750Fはリッタークラスに比べて高回転を楽しめるバイク。だからこそ、オイル交換はこまめに行たい

今回使用した『シンセティックゾイル10W-40』とは?

金属表面を再生するという考え

使用したシンセティックゾイルの説明に入る前に、添加剤の『スーパーゾイル』について説明しよう。ユーザーが気に入ったエンジンオイルに添加して使用するのが添加剤のスーパーゾイル。その効果は「金属の表面を再生する」というもの。細かな凹凸を滑らかに再生して摩擦を低減してくれる。サンドペーパーも目が細かい方が抵抗も少なく削る量も少ない。金属の表面も滑らかだと抵抗が少なくなる。もちろん滑らかな表面になればオイルの皮膜も均一になって、より性能が発揮しやすい環境になると言える。

『シンセティックゾイル10W-40』『セミシンセティックゾイル10W-40』はすでにスーパーゾイルが添加されています。添加剤のスーパーゾイルとの併用はしません

スーパーゾイル ECO for 4cycle 200ml
本体価格 6,800円 (税込 7,480円)

添加済みのオイル『シンセティックゾイル10W-40』のメリット

今回使用する『シンセティックゾイル10W-40』や『セミシンセティック10W-40』のメリットは、添加率の計算や管理がメーカーの手によって行われているということ。普通のエンジンオイル交換で済むので楽なのだ。通常のスーパーゾイルはユーザー本人が規程オイル量の5%〜10%を計算し、測って入れるのだが、そのちょっとした手間も省ける。