とはいえ、アメリカ合衆国という国についてだけは、18世紀まで存在していなかった、という言うことは正しいだろう。それをふまえると、アメリカは21世紀にも新興の超大国の代表として残る。

ただし、中国はアメリカを凌駕してくる。そしてインドも超大国化してくる。

こうした推測は、急進的な発想ではなく、むしろ大きな歴史の流れのをふまえた観点から、単純にほぼ不可避的に起こるであろうと予測せざるをえない現象なのである。