【7】今後はクレカタッチ決済やQRコード決済に置き換わる?

日本全国で利用されている交通系ICカードですが、この先どうなるのか、やや不安な要素もあります。

たとえば、2024年5月には熊本の路線バスや鉄道を運行する5つの事業者が、Suicaなどの全国共通の交通系ICカードから撤退することを表明しました。全国共通の交通系ICカードを導入してから撤退する事業者が出るのは初めてのことです。

地域限定型交通系ICカード「くまモンのICカード」は継続して利用できるようですが、すでに熊本市電では、クレジットカードのタッチ決済やQRコード決済などが導入されており、2026年4月から全国共通の交通系ICカードが利用できなくなるとのこと。

現状でも交通系ICカードはJR各社のエリアを跨いで利用することができないなど、不便な部分もあるので、もしかすると、地方ではクレジットカードのタッチ決済やQRコードに移行する事業者がもっと出てくるかもしれませんね。

交通系ICカードが、かつてのオレンジカードのような存在にならないといいんですが……。

どこまで知っている? SuicaやPASMOなどの交通系ICカードのトリビア7選
(画像=こちらは4年前に訪れた熊本市電です。現在はまだSuicaやPASMOなども利用できますが、26年4月以降は使えなくなるそうです(筆者撮影)、『オトナライフ』より 引用)

まとめ

いかがでしょうか? 今回は交通系ICカードのトリビアを7つ紹介しました。鉄道ファンならほとんど常識だと思いますが、一般人にとって交通系ICカードは謎だらけの存在なのです。

とくに、地方へ旅行に行ったときは、自分の交通系ICカードが使えるかどうか、毎回確認しないといけないのは面倒ですよね。いっそのこと、地方の鉄道・バス事業者はクレジットカードのタッチ決済やQRコードに移行してもらったほうが、むしろ利便性が増すのかもしれません。

文・西澤浩一/提供元・オトナライフ

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