年齢を重ねると交際費も当然減るし、以前から言うように当地の飲食店は高くておいしくないのです。では人付き合いはどうするのか、といえば多くの方が公園を散歩しながら話をするです。つまりウォーキングなどをしながら友人づきあいするのです。私の住まいのすぐ横にスタンレーパークがありますが、この外周9キロを多くの方がしゃべりながら歩いています。公園にはベンチが無数にありますがこの時期のベンチはほぼ全部埋まっています。歩きたくない人はベンチに座り、コーヒーを飲みながら皆さん、よくしゃべっています。芝に座っているグループも数多く見られます。

コンビニ出費とは多くが便利を買う消費だと思います。歳をとると生活は便利さよりも価格にシフトしますからコンビニ出費は一般には激減しやすくなります。コンビニ育ち世代は無意識にコンビニ行く癖がついてしまっただけです。ちなみに私はコンビニに行く癖がゼロなので日本に行ってもコンビニに入ることはよほどでない限り行かないし、そこで欲しいものもまずないのです。

「散財」という言葉を思い出してください。財=お金を散らかすという意味ですが、「散」には「とりとめがない。でたらめである」という意味もあるのです。ここから類推すると、もしも出費制限をしたいなら出費する店を極限に絞ればよいのです。これで散財は止まります。

よく主婦が10円でも安いものを求めて自転車で駆けずり回る、というのがありますが、あれは実は結果として「散財」になります。なぜなら10円安い大根を買ったついでに「これも安かったから買っちゃった」が必ず出てくるのです。それは後でどうせ使うからという理由付けをするのが常套手段ですが、私から言わせれば「そこに行かなければ買っていなかっただろう」なのです。よくご自宅に歯磨き粉が5本とか、ティッシュの箱が20箱とか在庫を持っている方がいますが、それはトヨタ風在庫を持たない経営発想からすればアウトであります。