Garlic OSでLinuxが劇的に使いやすくなる
中国のエミュレーター機はソフトが物足りないってよく言われます。
確かに、他端末の洗練されたソフトで目が肥えてるゲーマーから見たら性能も操作性も今一歩です。
最近はAndroid搭載機が増えてきて前よりはよくなっていますけどね。
Miyoo Miniの場合、こうしたソフト面の不足を補ってくれたのが、Miyoo Mini発売から約1か月遅れて登場した「OnionOS」でした。
これは外部の開発チームによるOS。Miyoo Miniはこれがあったから売れたと言っても過言ではありません。
初期設定のOSからこれに入れ替えるとUIが格段にクールになります。また、個々のエミュレーターがMiyoo Miniの画面と本体のサイズに合わせて最適化された設定になるので、RetroArchが見違えるほど使いやすくなるんですね。
Miyoo Miniでありながら、UIとデザインに膨大なお金を注ぎ込む任天堂みたいな企業のゲーム機を触っているかのような感覚で楽しめるので、ビギナーでも抵抗なく入れます。
しかもインストールは簡単&無料(手順はOnionOSのGitHubやRetro Game Corps参照)。
同様に、Anbernic RG35XXも初期OSのまま使っても悪くはないのですが(もっとひどいのレビューしたこともある)、洗練度はイマイチなんですよね。
で、物足りない人は、Black-Seraphというデベロッパーが開発したOnionOSならぬ「GarlicOS」ってのがもう出ているので、そちらを試してみるのもアリです。
OnionOSほど多機能ではないけど、RetroArchが急に垢抜けたUIになるし、各種エミュレータの設定変更も簡単になって、ボタンのショートカットもいろいろ使えたりと、RG35XXの楽しみ方、遊べるゲームの幅がぐっと広がりますよ。
GarlicOS最新版は粗も少々ありますが(バッテリー残量の表示、HDMI出力の問題など)、HOME画面でSelect(選択)ボタンを押すだけでオーバークロッキング(処理性能優先)モードとアンダークロッキングモード(省電優先)を切り替えられるのが便利で、もうこれだけのためにGarlicにしてもいいと思うほどです。
個人的に歴代ベストに入るレトロゲーム『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』 をやるときにはオーバークロックで快適に楽しんで、シンプルなゲームは省電モードで4~5時間のバッテリー駆動時間いっぱいまで楽しむ…といった使い分けができます。
GarlicOS無料ダウンロードはこちら。インストールはRetro Game Corpsの手順に従いましょう。