アメリカ(21%)、イギリス(20%)、ドイツ(11%)の3か国だけで50%を超えます。その他も欧州諸国からの投資が多いようです。

日本からの直接投資は800億ドルで3%となります。

やはり日本に対しては、対外直接投資よりも対内直接投資の方が大幅に超過しているようです。

  1. イギリスの対外直接投資残高

    続いて、イギリスの直接投資残高です。

    イギリスも先進国の中では対外・対内直接投資の多い国です。

    図3 対外直接投資残高 2021年 イギリスOECD統計データより

    図3が2021年のイギリスの相手国別対外直接投資残高です。

    イギリスの場合はアメリカ(29%)への投資がかなり多く、続いてオランダ(9%)、ルクセンブルク(6%)、スペイン(6%)と欧州各国が続きます。

    スペインへの投資がフランスよりも多いというのが特徴的です。

    逆にドイツへの投資はかなり少ないようです。

    日本への対外直接投資残高は50億ドル程度で38番目の水準です。

    日本への投資がかなり少ないですね。

  2. イギリスの対内直接投資残高

    続いて、イギリスの対内直接投資残高です。

    図4 対内直接投資残高 2021年 イギリスOECD統計データより

    図4が2021年のイギリスの相手国別対内直接投資残高です。

    やはりアメリカ(32%)からの投資が圧倒的ですね。

    2番目はジャージー(8%)というのが特徴的です。ジャージーはあまり聞かない地域名ですが、イギリス南部のイギリス王室属領との事です。

    続いて、オランダ(7%)、ベルギー(6%)、ルクセンブルク(6%)、フランス(5%)、日本(5%)と続きます。

    イギリスにおいても、日本は対内直接投資上位国ですが、対外直接投資ではかなり存在感の低い国という事になります。

  3. カナダの対外直接投資残高

    最後はカナダです。

    カナダも近年直接投資がかなり多い国です。

    図5 対外直接投資残高 2022年 カナダOECD統計データより