政治
2024/08/13
ウィーン国立歌劇場&クリスティアン・ティーレマン「ローエングリン」(ウィーン)
この作品最大の演出見せ場は、白鳥に乗ってやってくるローエングリンの登場シーン。だけど、白鳥に乗らず、歩いてきた?私の席から見えなかっただけかと思ったけど、数日後ストリーミング見てもやっぱり乗歩いて登場。
そして、白鳥、ちっちゃ。ペンダントトップになっちゃってるよ(笑)。でも、”鎖につながれた”意味もちゃんとあるし、ちょこちょこした演出はそれなりに面白い。ラスト、弟が水死体的に出てきてエルザを殺したのには、ちょっと慄いた。で、ちっちゃな白鳥どうするのかと思ったら、なるほどねぇ。つまり、オルトルートが大切に握っていた”白鳥と鎖”はフェイクだったのか・・。
素晴らしい演出ではないけれど、気分悪くはならないし、ちょこちょこ興味深いところもあるので、よし。
「ローエングリン」は、愛するワーグナーの中では、好きなランク的には下位なのだけれど(他があまりに良すぎる)、今夜のオケと指揮者の見事さで、ワクワクドキドキ感動が途切れることなくずーっと持続し、ワーグナーの世界観に完全没入、満喫。
来シーズンのウィーン旅は、ワーグナーに全然当たらず残念。オペラを目当てにウィーン旅をするようになれるといいのだけれど。宝くじ当てなくちゃね・・。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年5月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。
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