時刻は9時過ぎ。時合いなのだろう、ダウンリガーにダブルで当たってきたりしてキーパーが増えていく。良く来るサイズは33cmまでで、たまに40cm前後の良型がロッドを絞り込む。キープすると判断したら、〆てクーラーに入れていく。
例年だと明らかに超えているサイズのみをキープするのだが、この日はメジャーを当ててクリアした奴をキープ。水温が高すぎて生簀に入れると弱ってしまうので、入れ替えができない。
50cm級ビワマスを追加
時合いは続かずに再び静かな時間が到来。先程まで当たっていたルアーは、管釣りトラウト用のワゴンセール品らしい。そのワゴンセール品からアワビを削り出して作ったハンドメイド品に交換。渋いビワマスの口を札束でこじ開けようという訳ではないと思うが、これが当たってバタバタと追加できた。

キャプテンがタックルのメンテで忙しかったので、私がビワマスを絞めていた時だった。レッドコアに今日3度目の激震。順番的には私なのだが、私の手にはビワマスとナイフ……。順番を飛ばしてR君がファイト(してくれて)、2匹目の50cm級をキャッチ……。それは僕のビワマスだよと口から出そうだった……(笑)。
63cmのビッグワン堂々浮上!
次もビックサイズと念じていたらアワビのルアーに激震。遠慮なく私がファイトする。リールを巻くが、スプールが滑って巻けずに逆にラインを引き出される始末……。間違いなくランカーだと思われる。キャプテンが船を止め、他のタックルを回収して魚とじっくりと対峙できた。ポンピングはフックオフにつながるので厳禁、ドラグが滑っても強気に巻き続けた。
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船が止まっているので、真下に向かって突っ込む魚を重く長いレッコアを腰溜めにして凌ぎリールを巻き続けた。やがて浮いてきたのは、見事なビワマス。ネットに納めてガッツポーズ。順番を飛ばされて羨んだけど、順番を飛ばしてくれて良かった~。63cmのビワマスに大感激だ。