ボートの後ろには合計6つのルアーが引かれているが、ロッドはピリッとも動かない。前日は、ストライクは少ないが比較的型が良かったらしいが、静かな時間が過ぎる。湖面でボートが動いているとはいえ、無風状態では汗が滴る……。

小型のビワマスがヒット

右舷のレッドコアが絞り込まれたので、予め決めていた順番で私がファイトした。これは30cm級のビワマスだったので、リリース。次もレッドコアにストライクが出たのでR君がファイトしたが、これはウグイ。Oさんは、ダウンリガーでファイトしたがフックオフと安定のロースタートでした。

しばらくして私がダウンリガーで40cm弱を仕留めたが、次も次もその次もノンキーパーやウグイでやばい雰囲気が流れる。キャプテンは、ルアーを変えたり船速や進路を変えたりしてビワマスを誘う。この釣りは、ヒットさせるまではキャプテンの役割でアングラーは待っているのみ……。

ビッグヒットもバラシ

のんびりとした雰囲気の中、右舷レッドコアがぶち曲がる。順番でOさんがリールを巻くが、スプールが滑って巻けない。コイツはデカいぞと船を止めてファイト。絡まないように他のタックルを手分けして巻き上げてOさんをサポートする。

長いロッドを胴からまげて強烈に引く魚に対して慎重に一定の負荷を掛けて巻き取る。残り20mでそろそろ見えるぞと思って湖面をのぞき込んだら、大きく曲がっていたロッドが天を仰いだ。痛恨のフックオフ……。

ロクマルか?

キャプテンから今のはロクマルありましたよと言われて落ち込むOさん。この釣りはこれが多い。しっかりと閂に掛かっていれば良いのだが、ルアーにじゃれつくような渋い日は、顔周りに外掛りすることが多く、それは大概バレます。

52cmビワマス登場!

直ぐにダウンリガーにヒットして私がファイトしたが、ノンキーパーでがっくり……。このまま時合い終了かと嫌な雰囲気が流れたが、それをR君が打開してくれました。落ち着いてファイトして最後も暴れさせずにネットに納めたのは52cmのナイスビワマス。私たちもキャプテンもほっとする1尾だ。

時合い到来で連発