10日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、今夏に開催されるパリ五輪の選手村にエアコンが設置されていないという問題について報道しました。

選手村には地下水を利用した床下冷房が設置されているものの猛暑による選手のコンディションが心配される中で、アスリートでタレントの武井壮さんは「慣れている人もたくさんいます」と私見をのべています。

■酷暑で五輪選手が倒れる心配も

一昨日のパリの最高気温は23.1度で、東京よりは涼しいように思われますが、昨夏は40度以上を記録して5,000人以上が酷暑で亡くなったとのことです。

イギリスのポーツマス大学の報告書によりますと、開催期間中は酷暑で選手が倒れたり、最悪の場合死者が出ると想定しているそうです。

パリの冷房事情は特殊で、エアコンの普及率は25%ほど。理由としては、景観保全のためにエアコンの室外機を許可なく設置できないことや、温度が高くても乾燥していて過ごしやすいことなどが挙げられます。