街中を歩いていると、靴の裏からニチャッと嫌な感触が伝わる。下を見ると、吐き捨てられたガムだった──。誰しも一度は経験があることだろう。

ここ数年、そんな街中のガムのごみに「異変」が起きていて…。

■取材時に気付いたこと

4月下旬、街中のマスクに関する取材のため、記者は新宿の繁華街を訪れた。道中でメモ帳を落としたのでしゃがんだ瞬間、気付いた。路上に落ちたガムが激減していたのだ。

以前、同じ場所を訪れた際は吐き捨てられたガムがたくさんあった記憶だ。酷い時は、路上に点々と黒い斑点が広がっているように見えることも…。

よく考えると、新宿に限らず、最近あまり街中でガムのごみを見ない気がする。