これはメガロドンの全長がホホジロザメより4倍近くあるにも関わらず、遊泳速度には大して差がないことを意味するものでした。
サメの遊泳速度のデータ収集は非常に難しく、彼らの生態にはまだまだ未解明な点が多分に残されています。
チームは今回確立した計算方法により、現生のサメのみならず、化石しか残っていない古代ザメの遊泳速度も調べることで、サメの生態がどのように進化してきたかの理解を深めたいと話しています。
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参考文献
ホホジロザメの鱗の突起列は高速と低速の両方に適応
https://www.titech.ac.jp/news/2024/069676
元論文
Three-dimensional shape of natural riblets in the white shark: relationship between the denticle morphology and swimming speed of sharks
https://doi.org/10.1098/rsif.2024.0063
ライター
大石航樹: 愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。
編集者
ナゾロジー 編集部