■車体には「POLICE」でなく…
よく見ると手前の男性警官の足元が固定されていたり、女性警官のスカートが明らかに短かったり、オービスが一斗缶だったり、パトカーのナンバーが日本のものではない…など、間違い探しのようなヒントが散りばめられているが、初見ですぐ「人形」と見破るのは難しいだろう。
驚きの光景は人々に衝撃を与えており、件のポストは投稿から数日足らずで1.5万件以上ものリポストを記録するほど話題に。
他のXユーザーからは「こういう斬新なの好き、素晴らしい」「(顔が)ビートたけしやないか!」「新たな観光地になりそう」「ツッコミどころ満載だけど、抑止になるのは間違いない」「時々本物の警官と入れ替わってたら、より効果あるな」など、驚きと称賛の入り混じった声が多数寄せられていた。
ポスト投稿主・RasandRoadさんに話を聞いたところ、これらの人形は兵庫県丹波篠山市の国道176号線沿いで発見したものと判明。
人形がいる方とは反対の車線を運転していたため「自分には関係なさそうだな」と思い、そのまま通り抜けようとしたが、パトカー車体の文字に違和感を覚え、Uターンして引き返すことに。すると、パトカーには「POLICE」でなく「PEACE」と書かれており、警官は人形であると気づいたのだ。
発見時の心境について、RasandRoadさんは「交通安全協会が設置した警察官人形とは違った風貌で、見事に引っかかった自分に半ば呆れつつ笑ってしまい、誰かに共有したい思いでXにポストしました」と振り返っている。
しかし、ここまで精巧な警官の人形を設置し、法的には問題ないのだろうかという疑問も…。そこで今回は、話題の人形を設置した兵庫県三田市の「エムクラスガーデン・三田」に詳しい話を聞いてみることに。
すると、決して「ジョーク」の一言で片付けられない、人形の素晴らしい正体が明らかになったのだ。