■ヤマト運輸は「事実です」
前出のエピソードの真偽について、ヤマト運輸からは「事実でございます」との回答が。
担当者は「当社社員が集配業務中に彷徨っている犬を発見し、事故など万が一のことがあってはならない、と取り急ぎ保護しました」「定期的に集荷に伺うお客さま(ブルータルファーマーさん)にご事情をお話したところ、お客さまのご厚意で犬の保護を引き継いで頂きました」とも補足している。
多くの人々から称賛の声が寄せられた「神対応」の背景には、同社の教育方針や理念が、少なからず影響していることと思われる。
ヤマト運輸担当者は「当社社員の行ないに対し、多くの反響を頂きありがとうございます」と感謝の言葉と併せ、「ヤマトグループには、企業理念に基づき日々の行動の中でとるべき社員としての考え方や、あるべき姿を定めた『社員行動指針』がございます。模範となる取り組みについては、社内に共有をしています」「当社は全国で地域に根差した活動を行なっており、地域の皆さまの安全や安心を確保することは、重要な責務であると考えております。今後も地域社会により愛される存在となるために、尽力してまいります」と、真摯なコメントを寄せてくれたのだ。
奇しくも昨年11月にも、脱走した飼い猫を保護するヤマト運輸の「神対応」がX上で話題となっていた。同社では荷物だけでなく、人々の心に「安心」や「信頼」を届けているのだ。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
提供元・Sirabee
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