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退職を電話で伝える際の言い方・伝え方例文
退職を電話で伝える際の注意点
退職を電話で伝える際の言い方・伝え方例文
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ここまでは、退職を電話で伝えても良いケースや退職を電話で伝える際の心構えについて解説してきました。ここからは、退職を電話で伝える際の言い方・伝え方の例文をいくつかご紹介していきます。
【例文】
お疲れ様です。〇〇です。お忙しいところ恐れ入ります。いま、お時間よろしいでしょうか?本日は今後のことについてご相談したいことがあり、お電話いたしました。現在、体調が悪くお休みしてご迷惑をお掛けしています。病院で詳しく検査したところ、長期的な療養が必要で仕事復帰までに時間がかかることがわかりました。このままでは、まわりのみなさまにも迷惑をかけてしまうため、退職したいと思っております。本来ならば直接お伝えするべきなのですが、出社するのが難しいためお電話でご連絡させていただきました。申し訳ございません。
【例文】
お疲れ様です。〇〇です。お忙しいところ恐れ入ります。只今、お時間よろしいでしょうか?本日は今後のことについてご相談したいことがあり、お電話いたしました。以前より父(母)が病気を患っておりましたが、急遽入院することがきまりました。母(父)も高齢であるため私が面倒をみることになりました。入院期間も未定で、いつ仕事に復帰できるかわからないため、大変申し訳ございませんが退職させていただきたいと考えております。お電話でお伝えするべきことでないのは承知しておりますが、出社する時間が取れないためお電話でお伝えさせていただきます。
ここでご紹介した例文を参考にして、電話連絡になってしまった理由や本来なら電話で伝えることではない旨をしっかり伝えるようにしてください。
退職を電話で伝える際の注意点
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先ほどから何度もお話しているように、退職を電話で伝える行為はあまりおすすめできることではありません。そのため、最低限のマナーを守る必要があります。ここからは、退職を電話で伝える際の注意点とまとめていきます。
注意点①直属の上司に電話
電話で退職を伝えるときに限らず、退職を最初に伝える相手は「直属の上司」です。人事に連絡を入れようとする方もいますが二度手間に可能性があるので、まずは直属の上司に連絡を入れるようにしましょう。ただし、直属の上司からパワハラやセクハラを受けている場合は、その場限りではありません。
注意点②電話は録音しておく
電話で退職を伝えるときは「電話を録音しておく」ことをおすすめします。なぜなら、その場ではOKをもらったのに「そんな話はしていない」と言われる可能性もあるからです。証拠を残しておくだけなく大切な会話を聞き逃したときのためにも、会話はできるだけ録音しておくようにしましょう。また、会社から折り返しの電話が来た場合も、記録を残しておくとことでトラブルを防ぐことができます。
注意点③忙しい時間帯を避ける
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「忙しい時間帯を避ける」ことも電話で退職を伝えるときのマナーです。忙しい時間帯は企業によってことなりますが、就業開始から30分以内や終業間際、就業前・終業時間以降は避けるようにしましょう。そして、最も避けて欲しいのがお昼休憩の時間です。お昼休憩は、食事をしたり休憩をしたりするための時間帯です。また、外で食事をとっている場合もあるのでお昼休憩時間にかけるのはやめてください。
注意点④退職日を確認する
退職が認められたら、必ず退職日を確認するようにしましょう。民法上では退職を申し出から2週間以後であればいつでも退職できるとなっていますが、会社とよく相談したうえで退職日を決定してください。退職日まで時間がかかる場合は、有給処理してもらえるのか欠勤扱いになるのかも確認しておくと良いでしょう。
注意点⑤退職理由は細かく伝えなくても良い
最後に退職理由についてですが、理由は必要以上に細かく伝える必要はありません。理由を細かく伝えると、退職を引き止められたり常識がないと怒られたりする可能性があるので、理由を必要以上に細かく伝えるのは避けたほうが無難です。