直流急速充電(CHAdeMO 規格)の充電時間は以下の通りです。
*10: 急速充電器(CHAdeMO 規格)で電池残量 10%から 80%まで充電するのにかかった充電時間と、30 分での充電量です(自社調べ)。
バッテリーの充電状態や温度、また充電器の設定などの諸条件によって充電制御が異なるため、必ずしもこの値を保証するものではありません。特に夏季・冬季には充電時間が長くなる場合があり、また満充電に近づくと一般的に充電電流は小さくなります。
充電器の最大出力表示は設計上の最大値であり実際の充電においては最大値に到達しない場合があります。また、e-Mobility Power ネットワークに加入している急速充電器は 30 分で充電が終了します。

もちろん安全性、耐久性、サステナビリティに関するメルセデスの厳しい基準も満たしています。メルセデス・ベンツでは、自社製高電圧バッテリーについてバッテリー証明書を発行しており、EQ ケアにより 10 年もしくは 25 万 km の性能(残容量70%)を保証しています。

給電機能(V2H/V2L)
マイバッハ EQS SUVから車外へ電力を供給できる双方向充電11が可能です。マイバ ッハ EQS SUV は家庭の太陽光発電システムで発電した電気の貯蔵装置12となるほか、停電した場合などに、電気を家庭に送る予備電源としても利用できることになります。なお、給電は MBUX 設定画面よりバッテリー残容量 10%から 50%まで 10%単位で設定可能です。
11: 給電機能を利用する際には、別途充放電器が必要です。
12: V2H 機能を利用する際には、別途工事が必要です。

特に後席を重視したNVH(騒音、振動、ハーシュネス)対策
.マイバッハ EQS SUV は、メルセデス ・ベンツ EQS SUV の NVH 技術を継承しています。フロントとリアのエレクトリックドライブトレインのカプセル化、革新的なフロントアクスルのキャリアフレーム、確実にゴムブッシュを介して分離されたドライブユニットにより騒音と振動を抑えており、快適性を向上させています。また、ウインドスクリーン下のクロスメンバーからラゲッジルームフロアにかけては、きわめて効果の高いスプリング/マス コンポーネントを用いて連続的に防音されている事に加え、多くのメンバーには、ボディシェル製造段階から防音発泡材が挿入されています。
それに加え、マイバッハ EQS SUV では特に後席の NVH 対策を強化しました。具体的には、ARTICO®でカバーされているラゲッジルームカバーは、EQSセダンと同様にボディに固定された仕切り壁の働きをします。リアシートのバックレストを上端に固定し、ラゲッジルームをリアウインドウの下端まで密閉しました。これにより、効果的にノイズを抑制します。また、(ディスコネクトユニット(DCU)もノイズ抑制に効果を発揮します。走行状況と必要な出力に応じて、フロントアクスルの電気モーターの接続を自動で切り離す機能は、走行可能距離を延ばすだけでなく、モーターからのノイズ抑制に貢献します。さらに、追加の絶縁材料と防音効果のあるウインドウガラスが使用されています。パノラミックスライディングルーフの開口部が大きくなった一方で、ウインドディフレクター、カバーおよび密閉形状の工夫を施したことにより騒音を抑えています。このような NVH 対策を行うことで、マイバッハ EQS SUV の後席は音楽を楽しむ、あるいはリラックスさせるような静けさを提供し、非常に快適に過ごすことができます。また、リアサイドウインドウに取り付けられた電動ローラーブラインドを使用して、後部座席乗員のプライバシーレベルを調整できます。