今振り返ると、「あまりにも映える経歴と、不自然にいい人過ぎる振る舞い」が人工的に作られた演技であり、何か不都合なものを隠すためのカモフラージュに捉えたのだろう。名刺交換をした後、帰宅後に名刺に書かれた情報を元にあれこれ検索してみると、とんでもない悪行を重ねて逮捕されたことがニュースになっているヤバい人物である事がわかった。

これはあくまで想像だが、おそらくカモになりそうな人を探しに来たのだろう。「異常なほど出来すぎたいい人」は作られた虚像であるとわかった経験だった。尚、彼が会場で話した経歴などはすべてデタラメであることが判明した。

「直感に従え」は迷う人の背中を押す頼りがいのある存在に思えるが、自分はそうは考えない。この言葉が出る文脈では迷いが生じている場面であり、迷いが出るということは知識や思考が不足しているということを意味する。その場合、直感に耳を貸すのではなく多面的にあらゆるシナリオを想定してもっと考えるべきだ。もちろん、時には考えても答えが出ない場面は数多くあるが、「考えるのが面倒だがやりたい。迷う」という時の背中の一押しという雑な決断に使われるべきではないと思うのだ。

 

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