こども家庭庁が7月25日、同庁が進める「こどもまんなかアクション」に関するメディア向け説明会を開催。子どもや子育て中の人々を応援し、社会全体の意識改革を図るための取り組みについて紹介しました。

 「こどもまんなかアクション」とは、こども家庭庁が昨年5月にスタートさせたプロジェクト。「こどもたちのために何がもっともよいことかを常に考え、こどもたちが健やかで幸せに成長できる社会を実現する」というスローガンを掲げ、子どもや子育てを応援する取り組みを共有、発信しています。

 このプロジェクトでは、活動趣旨に賛同する人々を「こどもまんなか応援サポーター」と呼び、それぞれの自発的なアクションをハッシュタグ「#こどもまんなかやってみた」をつけてSNSでシェアするよう呼びかけています。投稿数から算出した規模は、今年7月8日現在で36都道府県、282市区町村、1452の団体、企業、個人に及んでいるとしています。

 さらに同プロジェクトでは公式LINEを開設し、子育てを応援するさまざまな情報を発信。現在の登録者数は3万人を超えているとのことです。

 また説明会では、「こどもまんなかアクション」の趣旨に賛同する全国各地の企業や団体が現在行っている取り組みの一部を紹介。子ども食堂や子どもたちの“居場所”作りをはじめとして、ハンディキャップを持つ子どもやその保護者を支えるインクルーシブ活動、鉄道会社による「子育て応援車」の開設や、さまざまな体験授業などの事例が登場しました。

 今後の「こどもまんなかアクション」の取り組みとして、7月29日にはインクルーシブな活動を行う「こどもの城合唱団」が同庁に来場、パフォーマンスを披露する予定です。

取材協力:こども家庭庁

(取材:天谷窓大)

提供元・おたくま経済新聞

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