車内の効率的な換気方法とは?

車内でも発症する可能性があるの? 熱中症の症状と対策
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

室内でも起こり得る熱中症は、クルマの中でも起きる可能性があります。特に気温が高くなる時期や温度差が激しい季節は、クルマの中が熱気で満たされていることがよくあります。そのため、クルマに乗った瞬間に汗が一気に噴き出ることも珍しくありません。

このようなときは、効率よく換気して、素早く熱気を車外に出すことが重要です。また、車内の熱気を車外へ追い出すことは、熱中症対策にもなります。そのため、蒸し暑くなる梅雨、夏、外気は涼しいものの日差しが強い夏の終わり頃などは、素早く効率的な換気をすることが大切です。

クルマの中の熱気を素早く追い出すためには、窓を開けてエアコンの設定を外気導入にした状態で走行すると効率よく換気できます。

なお、熱気がこもっている状態で内気循環にすると、熱を帯びた空気を冷やしながら車内で循環させることになるため、冷却できるまでに時間がかかることがあります。そのため、外気循環にして、エアコン吹き出し口から冷風が出はじめたら内気循環に切り替えるとよいでしょう。

ただし、内気循環にするとクルマの中と外の温度差や気圧差が生じ、窓が曇ったり割れやすくなったりするため、トンネル内や屋内駐車場など通気性が悪い場所以外は外気循環にしておくことをおすすめします。

少しでも「おかしいな」と思ったら無理をしない

車内でも発症する可能性があるの? 熱中症の症状と対策
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

熱中症は、蒸し暑くなる時期から、夏の終わりまで発症する可能性がある健康障害です。そのため、少しでも「おかしいな」と思ったら無理せず、安静にして水分補給をしましょう。

ときには、「たぶん、まだ大丈夫」や「クルマのエアコンが効くまで我慢しよう」と思ってしまうこともあるかもしれません。しかし、このようなときほど熱中症の症状が進行しやすいため、無理や我慢は禁物です。熱中症によって取り返しがつかないことになる前に、対策や適切な対応をして危険を回避しておくことが重要です。

文・齊藤優太/提供元・CARSMEET WEB

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