熱中症の症状が見られて意識があるときの対応

熱中症の症状が確認され、本人に意識がある時は次の対応をしてください。

1.涼しい場所へ移動
涼しい場所に移動して安静にさせる

2.体を冷やす
扇風機やうちわなどで風をあて体を冷やします。体が熱ければ保冷剤や氷、濡れたタオルなどで、首、脇の下、太もものつけねを冷やしてください。

3.水分と塩分の補給
水分や塩分、スポーツドリンクなどを補給します。このときに、一気に水分を取ることがないよう注意してください。水分や塩分は少しずつ時間をかけて摂取しましょう。

救急車を呼ぶべきか悩んたときは……

車内でも発症する可能性があるの? 熱中症の症状と対策
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

熱中症や急な体調不良など、救急車を呼ぶべきか悩んだときは、救急安心センター事業「#7119」にダイヤルしましょう。

「#7119」に電話をするとオペレーターまたは音声ガイダンスで「救急電話相談」と「医療機関案内」のどちらかを聞かれます。熱中症の症状が疑われたり、救急車を呼ぶべきか悩んだときは、「救急電話相談」を選択してください。

救急電話相談では、医師・看護師・トレーニングを受けた相談員などが傷病者の症状を聞き、緊急性が高いかどうかを判断します。そのため、症状に応じた適切な対応を取ることが可能です。

緊急性が高い場合には、救急出動(救急車の手配)をしてくれます。一方、緊急性が高くない場合には、医療機関案内をしてくれます。

救急車を呼ぶべきか悩んだときのためにも、電話相談ができるダイヤルがあることを覚えておきましょう。

なお、「#7119」に対応している地域については、総務省消防庁のページをご確認ください。