■キムワイプくん、見直したぞ…!
そんなキムワイプの誕生は、今から半世紀以上前に遡る。
クレシアの担当者は「当社の技術提携先である『キンバリー・クラーク社』が、第二次世界大戦中に光学レンズの拭き取りの製品を開発したのが始まりでした。日本では1969年(昭和44年)より『キムワイプS-200』を発売し、国内ほとんどのラボ(研究室)、実験室、工場、病院において愛用され、産業用ワイパーとして世の中に定着しています」と、説明していたのだった。
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製品が使用される、具体的なシチュエーションについては「BtoBの現場で使用されるのが大半です。例えば、ラボ(研究室)、大学、電子工場、化粧品工場、食品工場、メンテナンス、病院などが挙げられます」「職種でいうと、品質管理の方などに製品の分析時にご使用頂くケースが多いです」とも補足している。
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ピペット・ビーカー・試験管・ガラス管・ph電極・計測器や、分析機材・分析機器のワイピング(拭き取り)のほか、精密機械のメンテナンスにも愛用されるキムワイプ。
これは前出の「羽毛立ちや紙粉が少ない」という特徴の存在が大きく、こちらの機能は他のシーンでも大活躍している。
例えばつい先日、ゲームセンターでのヤバいプレイでバズったSirabee取材班・特別部隊のフハジンさんは「ガンプラ作成」の際、キムワイプを愛用しているそう。
その理由について、フハジンさんは「ティッシュと異なり、パーツを拭いた際に紙粉が少なく、水に溶けにくい特徴が重宝します」「スミ入れ(塗装)ではみ出した塗料や、使用したツールのメンテナンス時にキムワイプを使うと、埃のような汚れや紙粉が付着しにくいため、モデラーに愛用されています」と、説明してくれたのだ。
なお記者は文系学生で、プラモデルを作った経験がなく、工場や病院での勤務経験もない…と、完全にキムワイプと無縁の人生を送ってきた。同様に「全く知らなかった」という人は、決して少なくないようだ。
しかし前出の、数々のエピソードから伝わるように、その機能性の高さから高い人気を博しているのがキムワイプ。今回の取材に際し、「LINEスタンプに課金するほど好き」「自宅に常備している」「鼻をかむと痛い」といった、キムワイプを愛するガチ勢たちの熱い声が多数確認できたのだ。
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そんな「局地的人気」とも言えるキムワイプが、世間に注目される切っ掛けとなったポストについて、クレシア担当者は「しらほた様の投稿時間(8日19時36分)と、キムワイプアカウントの投稿時間(同日19時56分)を見てもらうと、20分の差しかないことが分かります。このことからも明らかなように、しらほた様の投稿をたまたまリアルタイムで発見できたこと自体に運命を感じました」と、振り返っている。
続けて「もちろん奥様のお召し物はキムワイプにしか見えず…とてもほっこりとした気持ちになりました。これからもそのお洋服を、ボロボロになるまで着続けて頂けると嬉しいです」とのコメントも。
初夏にピッタリな爽やかキムワイプコーデを纏えば、街行く人の目線を独り占めできること間違いなし。自慢のキムワイプコーデで、街に繰り出そう。