毒殺に使われたのは痛風治療薬か?

離婚、保険金…破綻した夫婦間で起こった惨劇=米
(画像=画像は、「YouTube」より,『TOCANA』より 引用)

 警察がコナー容疑者のネット履歴を調査した結果、彼が8月20日から31日までベティさんの電子健康記録を繰り返しチェックし、ある時点からベティさんのケアチームに入って、資格情報を入力せずにベティさんの医療記録にアクセスしていたことが判明した。

 コナー容疑者がカンザス大学から支給された業務用パソコンから、彼が「毒物専門家」として毒物管理関連の電話対応をしていたことも明らかとなった。同大学は9月下旬、コナー容疑者がベティさんの死の数日前に、痛風治療薬のコルヒチンと体内にある酸素の移動を制限する可能性がある硝酸ナトリウムに関する情報を探すため、大学支給の機器を使用していたことを警察に伝えた。

 警察は、コナー容疑者がオンラインツールを使ってベティさんの体重をミリグラムに換算し、その数値に0.8をかけてコルヒチンの致死量を算出したと主張する。また、ベティさんが病気になる5日前、液体コルヒチンの購入に関する情報を検索し、オンライン購入を支援するウェブサイトにアクセスしたという。

 法医毒性学の報告によって、ベティさんの体内にコルヒチンが存在していたことも明らかになった。彼女の死は10月20日に殺人と認定され、警察は同日コナー容疑者を逮捕した。

 コナー容疑者はオルムステッド郡刑務所に拘留中だ。第2級殺人罪で有罪判決が下れば、最長40年の懲役刑が言い渡される可能性がある。

 コナー容疑者は、関係が険悪になった妻を生命保険金目当てで殺害したのかもしれない。事件の真相については今後明らかになっていくだろう。

参考:「CBS News」、「Oxygen」、ほか

文=標葉実則

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提供元・TOCANA

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