■広告の「掲出前」からそんな事態に…

話題の広告が掲出されているのは、東京渋谷区の代々木八幡駅。同駅では2021年3月より日本最長(124m)の交通広告看板を設置し、大きな話題となっていた。

今回の「お願い文」を掲出した経緯について、小田急の担当者は「ホームドアに寄りかかる、身を乗り出す、点字ブロック上に留まる、といった行為が散見されたため、全てのお客さまの安全確保等のため『お願い文』をホームドア内側、およびホーム端部に掲出することになりました」と説明する。

なお、今回の『午後の紅茶』広告自体は4月28日より掲出されているものだが、広告のサイズが大きいため、22日の終電後から5日間かけ、張り替え作業を行ったそう。

詳細な経緯について、小田急担当者は「張り替え作業期間の序盤から、お客さまが撮影されていた背景があり、『お願い文』は27日より掲出しています」と、補足している。

張り替え時でもそれだけの反響があったのならば、張り替え完了後はどうなってしまうのか…現地の駅員らは不安を感じていたことだろう。

取材を実施した5月13日時点でも「お願い文」は引き続き掲出されているほか、「ポスターの撮影は、列車をお待ちのお客さまやお並びのお客さまにご配慮をお願いいたします」といった注意喚起のアナウンスを実施しているという。