■「たった1人」がマナーを守らないだけで…

「推し活」という言葉が、世に浸透して久しい昨今。そのスタイルは人それぞれだが、推し活に限らず何事も、声が大きかったり言動が派手な人物が目立ってしまうのは世の常である。

ネット上では、駅構内などに掲出された広告付近を陣取り、通行人の移動を妨げるように写真撮影に勤しむアイドルファン、アニメファンの様子がしばしば波紋を呼んでいた。

そのため、アイドルファンやアニメファンに対して「マナーを守らず写真撮影をする集団」というイメージを抱く人も、少なからずいるのではないだろうか。

これは非常に難しい問題で、当然全てのファンがそうしたマナー無き推し活(という名の迷惑行為)をしているワケではない。しかし、一部ファンの迷惑行為が「◯◯のファンはマナーが悪い」という全体への認識に繋がり、マナーやモラルを遵守するファン、ひいては「推しそのもの」の名誉を損なう事態へと繋がってしまうのだ。

sさんも張り紙の内容を受け、「みんなルールを守って、運転の妨げにならないよう、駅や乗客の皆様に迷惑にならないように撮りましょう」「撮影禁止とは言われてないからね。ありがたいね。お仕事の邪魔にならないように応援しようね」と、丁寧に呼びかけている。

同ポストには「推しの評価を下げないように気を付けたいね」「素敵すぎるから夢中になっちゃいますけど、ルールは守ってみんなで楽しみたいですね」など、共感の声が多数寄せられていた。

目黒蓮の前に現れた警告、その理由にギョッとした Snow Manファンの悲痛な声に共感の嵐
(画像=『Sirabee』より引用)

そこで今回は件の張り紙が掲出された経緯や、現地の実態を探るべく、同駅を運営する「小田急電鉄株式会社」に、詳しい話を聞いてみることに。すると、驚きの事実が明らかになったのだ…。