■担当者「妻の皮強奪したら怒られた」

ポスト投稿主・スグルさんは、今回の弁当を栃木県の「MEGAドン・キホーテ 宇都宮店」にて発見したそう。

当時の様子について、スグルさんは「8日の19時半ごろ、夕飯のお弁当を買いに行ったら偶然目にしました。フライドチキンの皮だけのお弁当など、今まで目にしたこともなかったので、思わず写真を撮っていました」と振り返る。

当然、非常に興味をそそられたが、「7月に会社の健康診断があるためダイエットをしており、食べたい気持ちを抑え、涙ながらにその場を去りました(笑)」と、強い意志を感じさせるコメントも得られた。

やはり、同商品を開発したのはフライドチキンの皮に並々ならぬ愛情を持った人物のようで、担当者は取材開幕から「唐揚げやフライドチキンの肉ではなく、フライドチキンの“皮”(美味しい衣と鶏皮)が食べたい」と断言。

話が通じる人物なのだろうか…といささか不安に感じつつ、開発経緯を尋ねると、担当者はややトーンダウンして「とあるファストフード店のフライドチキンの皮が好きすぎて、妻の分のチキンの皮を強奪し“丸裸なチキン”にしたら怒られました…」と項垂れる。

続いて立ち上がり、「そんな『チキンの皮だけ食べたい! 皮だけいっぱい食べたい! 肉より皮!』という、同じ思いを持つ“同士”に向けて開発しました」と、真っ直ぐな目で語ってくれたのだ。

正気と狂気の狭間を行き来しつつも、その愛情は確かなようだ。