■知らないと「地獄」を見る恐れも

シンプルなデザインも素晴らしいが、プリントが大きく施されたド派手なデザインのTシャツも捨てがたいもの。

しかし、このプリント部分の素材を確認せず真夏日に着用すると、とんでもない地獄を見る可能性が高い。プリント部分が熱せられ、大量の汗染みができるリスクが生じるのだ。

さらに、他の部分はすこぶる通気性が良いにも関わらず汗をかいた箇所は通気性が悪く、「一向に乾く気配がない」という点も恐ろしい。

こちらの現象に悩まされていた記者は以前、ユニクロのUT担当者に取材を敢行したことが。その結果、UTのプリント部分には大きく分けて3種類の素材が存在すると明らかになったのだ。

まず、商品の色味をしっかりと表現するため「ラバー」素材をメインで使用したタイプ。2つ目は質感とカラーのバランスを表現するためにラバーと「顔料」素材を組み合わせたタイプ。そして、繊細な質感を出すため顔料がメインとなったタイプである。

ラバーの割合が大きいと色合いが鮮やかになる代わりに、通気性が著しく低下。反対に顔料の割合が大きいと派手さはないものの、快適な通気性を維持できるようだ。

では続いて、ラバープリントが大きく施されたTシャツを真夏日に着用した場合、数十分で内側がどのような状態になるかを見てほしい…。