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マツダ ファミリアカブリオレ(6代目・1986年)
ダイハツ リーザスパイダー(1991年)

マツダ ファミリアカブリオレ(6代目・1986年)

こんな時代もあった!80~90年代ハッチバックベース・国産オープンカー5選【推し車】
(画像=ファミリアカブリオレはあまり話題にならないが、2代目サバンナRX-7カブリオレ(FC3C)のほぼ同期 出典:flickr.com Author:Andrew Bone CC BY 2.0,『MOBY』より 引用)

「赤いFFファミリア」が大人気となった5代目の正常進化版ながら、6代目ファミリア(1985年)はDOHCターボエンジンの搭載や、国産初のフルタイム4WD設定などでスポーツ路線を強化しつつ、ファッション路線も忘れず1986年3月にカブリオレを追加。

Bピラー兼ロールバーを残し、後席は2名乗車の定員4名というところまで先行したシティと同じですが、エンジンは当初1.5リッターのSOHCターボ、後に1.6リッターDOHCエンジン化されています。

ハッチバックのオープンボディ化に際しては、クローズドボディよりもはるかに大きい開口部のためボディ補強で重量増加は避けられず、最強とまでは言わないまでもソコソコ高性能なエンジンを積むようになったのは、このファミリアカブリオレからでした。

ダイハツ リーザスパイダー(1991年)

こんな時代もあった!80~90年代ハッチバックベース・国産オープンカー5選【推し車】
(画像=「売れないのになぜ作った」と話題になることが多いリーザスパイダーだが、今回の記事で「実は仲間が多い」とわかるだろう,『MOBY』より 引用)

軽~リッターカー級のハッチバック車を販売していたダイハツも、1980年代には2代目ミラをベースにシティやファミリア同様、Bピラー兼ロールバーを残したスタイルの軽ハッチバックオープンをモーターショーへ出展していたものです。

しかし、単にトールボーイスタイルの実用ハッチバック車でオープンカーを作っても「シティカブリオレの軽自動車版で2番煎じ」と思ったのか、実際にオープンモデルを作ったのはミラをベースとした軽スペシャリティカーのリーザでした。

1990年の軽自動車規格改正で、660cc化されて販売を継続していたリーザのオープン版は、1960年代のダイハツオープンスポーツ、「コンパーノスパイダー」の流れを汲んだ660ccターボのオープンカー、「リーザスパイダー」として1991年にデビュー。

後席がない2シーターモデルとはいえ、スズキ(カプチーノ)、ホンダ(ビート)といった後輪駆動オープンスポーツに対し雰囲気重視ですが、ハッチバックベースの国産オープンカーでは(少なくとも量産モデルでは)初の、ロールバーがないフルオープンカーでした。

新車販売当時は人気がなかったものの、現在では激レア車ということもあり、中古車の人気も流通している数もクローズドボディ版より多くなっています。